ハム仲間から、長期保管していたら出力が50%程度に落ちてしまった。修理を楽しむなら どうぞと綺麗なIC-7000を送って頂いた。
スタンドだけが少し錆かかっていましたので、保管中に結露でもしたのかと気にしながら、ついでにコネクターもみがいておきました。
小型で、HFから430Mまでのall-mode 機、あのIC-706,MK2,MK2Gシリーズの最終バージョンのような人気無線機です。
確かに全バンドで出力が50~60%しか出ていません。送信スイッチを押した瞬間、フルパワーまでメータは指示していいますが、すぐ下がってしまいます。それも全バンド共通です。海外のサイトからservice manualをDLして眺めていると、送信制御はHF+6m、144、430MHz帯とそれぞれ出力制御(モニター)しているのが判りました。
全バンドほぼ同じ振る舞いをしているので、ALC系を疑い しばらく回路を眺めながら、外観チック(コンデンサーの液漏れや結露を疑う)kから~。しかし、あまりにも密集構造のため、基板 浮かしての裏面確認は勇気がいります。とりあえず、見える範囲では異常は確認できませんでした。
あれこれ現象観測している中で、30Aの電源を使用しているのに 送信時に電圧が下がるので電源系の問題と判り、一件落着です。
後、気になるのがU帯のSSBでの周波数ズレです。QRVしている局をモニターすると300Hz程 ずれている様に感じます。本機は、モードごとに個別に合わせる様なところはみあたりません。HF帯ではズレ感はないですが、高いバンドほど気になるところです。
元の仕様が±0.5ppm、430MHzだと215Hz相当ですので スペックアウト。その位なら気にしないでも良いのではと このバンドでのベテラン運用者の声も頂きましたが、精度の高い周波数カウンターが入手出来たら、調整にチャレンジしてみます。
この記事へのコメント
BYM
まだまだ使えそうですね
UTT
いつもありがとうございます。
IC-7000は完成度の高い小型機と思います。メニュが―覚えられません。地デジになり、残念ながらTV機能は不要になりましたね。デジタルモード対応用にケーブル配線縦鼻中です。13ピンのコネクタ配線の半田は面倒です。
JA4JOE
IC-7000使ってます。
以前、周波数合わせを14.99900MHzのWWVH(ハワイ)を受信してやりました。
https://tanukijima.at.webry.info/201712/article_27.html
電池は大丈夫でしたか。長期保管してると電池が駄目になってるものが多いです。
UTT
現役勤務時代よりも忙しそうで、何よりです。さて、fズレの件、情報ありがとうございます。メニュから調整出来るのですね(驚き)。まともに説明書を読まずにいて、使い方も把握できていません。お恥ずかしい。SMを見て、調整モードより確認しようと思っていたのですが、断捨離でF-カウンター処分済み。いま、知人から借用をすべく到着待ちです。別途メールにて状況報告させていただきます。